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太陽活動

ペットとしてのニワトリ

有精卵を温めて孵化させて大事に育てたニワトリ「ぴよまる」が、本日永眠しました。

去年の10月頃に生じた卵墜をきっかけに、腹腔内の炎症を繰り返しており、近くの動物病院で抗生剤投与と腹腔穿刺による処置で小康状態を保っていました。ところが、先週から歩行するのが困難となり、手術しか回復の見込みがないところまで追い込まれていました。消化管造影とエコー検査にて腹腔内の漿液の貯留と不明な塊が確認されたことと、全身状態から緊急手術となりました。

ニワトリとしては前代未聞の大手術で、炎症性物質の郭清を行い、無事手術を終えることが出来ました。

しかし、手術日の夜に亡くなったと報告がありました。術後にひと目でも見ることができればと、悔いが残りました。現在は、炎症性物質と思われているものが腫瘍かどうか、病理診断の結果を待っているところです。

とてもなついていて、台所でかつお節を削ると、もらうまでは諦めませんと言わんばかりに主張したり、仕事から帰ってくると飛び上がって喜んだりと、家族の一員でした。

ここまでは、私の個人的な話ですが、一般的な話に移ります。

ニワトリというのは、人間が品種改良して作り出した動物で、卵を毎日産むという状態は本来の鳥にはあり得ないことなんだそうです。個体差もありますが、産み始めてから2年ほどで卵管が傷んできて炎症を起こしてしまい、腹水が貯まることがあるとのことです。そのため、ペットとしてニワトリを飼うときは、低蛋白食にして卵を産む頻度を減らすと良いとのことです。これは、アヒルや鴨などにも当てはまるとのことで、あまり卵を産ませると卵管炎や卵墜のリスクが高くなるとのことでした。

治療は腹腔穿刺で貯留した液体を抜くことになりますが、菌が検出されれば抗生物質の投与も考慮します。しかし、根治は手術になるでしょう。卵巣の摘出は大血管に近いこともあり困難とのことで、食事療法が必要になります。しかし、それでもうまく行かない場合は、ホルモン療法も視野に入れないといけません。ニワトリに対してリュープリンを用いた産卵を止める治療は、国内ではほとんど行われていないと思いますが、効果は絶大です。しかし、費用も高く、月に1万円の出費は覚悟しないといけません。

ペットとしてメスのニワトリを飼うのは、かなりの苦労が伴います。2年間の産卵を終えて、絞めて食べてしまうのなら上記のようなお金はかかりませんが、家族の一員として末永く共にするには、それなりの覚悟が必要となります。

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