投稿カレンダー

2019年9月
« 5月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

太陽活動

オリエントという時計

 夕方、仕事から帰ってきてソファーでうたた寝をしていたところ、カミさんがすごい勢いでやって来ました。

「なにこれ! 黙って腕時計なんか買って!」

 すごい形相で問題の物を握って走ってきました。そう、今回の話題となるオリエントという会社が作った時計です。

「大したものじゃないよ。いくらだと思う?」

「いくらって・・・。5万円ぐらい?」

「そんなこと言ってるから、いつまで経っても審美眼が磨かれないんだよ!」

IMG_0269 Amazonで買ったこのオリエントの腕時計は、文字盤がうぐいす色(蛍光塗料)で、金メッキした針と文字があしらわれています。落ち着いたデザインで、奇をてらったものではありません。Made in Japanで機械式。日差±30秒とカタログにはありますが、一日使っての結果は日差+1秒と、恐ろしく正確です。(温度や使用条件でズレは変わるので、たまたま日差1秒と捉えたほうがいいでしょう。)

 この堅実な腕時計が5400円と聞いたら、何かの間違いではなかろうかと勘ぐってしまいます。コピーではないかと考え、裏蓋を開けてルーペで機構を観察しましたが、作りが美しく、ルビーもきちんと使われており、本物で間違いなさそうです。

 最初はグランドセイコーを狙っていたのですが、PENTAX K-1を買ったことから計画は頓挫。でも、メカニカルな時計を使ってみたいという好奇心から、値段の割には性能がいいという評判のオリエント海外モデルの時計に行き着いたわけです。ところが、カミさんのオリエントというイメージは、テレビのクイズ番組での景品(賞品)という感覚らしく、見た目に騙されて高いものだと勘違いした模様です。

 機械式腕時計は静置状態で進み、腕に装着していると遅くなる傾向があります。おそらく、時計の姿勢の問題と、体温による歯車などの膨張によって部品の慣性が変化することによるものと推測されます。今回たまたま精度が高いように見えますが、実際は寝ている間に時間が進み、装着している間に遅れが生じ、結果的には+1秒の日差となっています。そこらへんの調整のノウハウはさすがと言わざるを得ません。

 じゃ、グランドセイコーなんていらないと一瞬考えますが、あちらはあちらでやっぱりすごいんです。温度変化や姿勢の変化に強いため、一日中一定した時を刻むわけです。本気で機械式腕時計がほしい方は、SEIKO GSです。はい。

Leave a Reply

You can use these HTML tags

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>