ディップメーターの設計で苦慮しています。発振回路とPICのマイコンプログラムはスムースに行ったのですが、その間をつなぐ高周波増幅回路でハマっています。そもそも、3Vで動かすということ自体に無理があるのは承知なのですが、こうなった以上はしょうがないのです。
FETやトランジスタなど、様々な種類をとっかえひっかえで挑戦していますが、利得がせいぜい6dBと散々な結果。で、問題点を色々と考えたところ、いろんな原因が考えられました。
エミッター接地では周波数特性が頭打ち。100MHzともなると、トランジスターのミラー効果も無視できない。これは設計でなんとかしないと。そもそも、ブレッドボードで高周波のプロトタイプは無理がある。ネットで調べても、数千KHzの高周波ならブレッドボードでもなんとかなるようで、AMラジオなら問題ないようです。しかし、2MHz超えた辺りから性能が落ちるようです。そこらあたりを実験で確かめた記事は、名古屋大学の古橋武先生の記事(AmazonのKindleで読むことができる)で詳細がかかれています。こんな有用な内容を学生にならずに教えてもらえるなんて、有難いです。(潜りの学生気分)
つまり、トランジスター周りを小さなユニット化でまとめつつ、ブレッドボードの手軽さを両立できないか考えているところです。そんなことをしながら高周波増幅回路を進めていかなくてはなりません。チップトランジスターも多用しているので、そこのところを手軽に使えるように工夫しないといけないです。
あとちょっとのところなんですよ。この制作で得た経験を元に、超小型SDRトランシーバーの制作に活かせるようにしたいです。
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