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太陽活動

ピアノ線(硬鋼線)でバネを作る

ピアノ線というのは、硬鋼線の中でも特に厳しい条件をクリアするよう作られたもので、そんなものは一般市場に出回っていません。ホームセンターで売られているピアノ線というのは硬鋼線のことです。

こんなもの、何に使うのかと疑問に思われるでしょう。それもそのはず。一般的な生活でピアノ線が必要になることなど、まずありません。ところが、このピアノ線がホームセンターに普通に売られているのです。というのは需要がある。

ピアノ線はバネの原材料になります。何かに使われていたバネを紛失してしまい、代わりのバネを見つけようと思ってもなかなか見つけられるものではありません。そこで、ピアノ線を用いて任意のバネを作ることになります。ステンレス円柱にこのピアノ線を巻きつけて目的の巻バネを作るのですが、巻いたものをそのまま使ってもバネに粘りがないので曲がったまんまになります。そこで、巻いたあと形状を記憶させるために「焼きもどし」を行います。

鋼鉄に熱を加えて、性質を変化させるものとして、「焼入れ」「焼きなまし」「焼戻し」「焼ならし」というのがあり、それぞれ熱が上がる速度、最高の温度、熱が下がる温度などが違います。また、素材や目的によって温度の条件が異なり、企業秘密となっているようです。

焼戻しは軽く火に炙るだけで完了です。表面が青くなると、熱を加えすぎています。表面が茶色に色づく程度に火で炙り、自然冷却させます。(金属が熱で光って茶色ということではありません。あくまで表面の色が変わる程度です。)

写真は、熱を加えすぎた失敗作です。このような色になる前に熱を加えるのをやめるのか低音で炙らないと、炭素が表面から抜け出てしまい柔らかくなってしまいます。

ところで、本当のピアノ線を買った理由は、チェロのテールピースを固定するためでした。先生より「焼き慣らしをするように。」との指定があり、試行錯誤していたわけです。なかなか、練習の方に力が入らない悪い生徒です。がははは!

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